旬の青魚をいつもあなたのそばに「とろ青魚缶」

「缶詰の先入観をくつがえす」それが私の仕事です

今でこそ少なくなりつつありますが『缶詰=安い』または『美味しくない』と思われる事も多いのではないでしょうか。それは安く大量に安定して作れるよう、加工原料(※先入観2もご参照下さい)の中でも品質にばらつきのある、いわゆる「缶詰原料」と言われるものを使った缶詰が多く占めているからです。価格を抑えて大量生産することを目的とすれば、必要なものかもしれません。

しかし、私たちの看板商品である“とろ”青魚缶詰シリーズは、そういった加工原料ではなく、寿司屋や料亭に出せるほどの品質の高い魚を原料とし、旬の脂ののった魚が獲れる時期に合わせ、年間(販売)分を数日間だけで一気に限定生産しています。しかも『とろ青魚缶』として、「鮮度」「サイズ」「脂ののり」が、その年の最高の品質であると判断できたものしか使いませんので、「とろ青魚缶にふさわしい魚が手に入らなければ、今年は減産(注1)もやむを得ない」という覚悟をもって、いわばバクチのような生産の判断をします。
(注1:商品によっては、生産量が前年比1/3以下という年もあったほどです。)

自然のものを相手に…しかも素材にこだわるということは、非常にリスクのある行為です。
それでも私たちが徹底して品質にこだわり続ける理由は、たった一つ、「旬の青魚が持つ、最高の美味しさ」を知っていただきたいからです。
そして千葉産直の缶詰が、缶詰の先入観をくつがえるきっかけになれば、作り手冥利に尽きます。

千葉産直の「とろ青魚缶」シリーズは、100年続く商品を目指していきます。

代表取締役 冨田 正和株式会社千葉産直サービス
代表取締役 冨田 正和

先入観1「缶詰って調理されたものを缶の中に詰めているだけでしょ」

いえ、カットした生魚を缶に手詰めし、フタを締めてから加熱調理しています。
缶に、下処理をした新鮮な生魚(※1)と、厳選した調味料を入れた後、すぐにフタをして密閉します。その後、缶ごと大きな圧力釜に入れ、110℃以上の温度で加熱して中身の調理と同時に殺菌を行います。このとき、魚の骨も柔らかくなります。
言うなれば、缶詰自体が小さな圧力釜のような役割を果たしてくれるんです。
また缶詰は、完全に密閉後、加熱殺菌されますので細菌を加熱によって死滅させて腐敗を防ぎます。これが何年も貯蔵できる理由なんです。

① 缶詰を密閉する様子魚と調味料が入ってます① 缶詰を密閉する様子魚と調味料が入ってます③ 骨まで柔らかく食べやすい美味しい缶詰が出来ました!

※1)
原則「とろ青魚缶」に使用する魚は、鮮魚を目指しますが、
下記の条件の年は、品質を保つために一度凍結後の原料を使用することもあります。
・年によって求める魚の漁期が極端に少なかった場合
・鮮魚では、求める「サイズ」「脂ののり」「品質」が揃わなかった年の場合

先入観2「缶詰はあくまでも非常食ですね。美味しいものではない」いえ、素材を徹底してこだわれば、素晴らしい機能性食品です。

「料原料となる魚の品質」とろ青魚缶の原料:寿司ネタ・料亭用・鮮魚用・高級加工用

素材に勝る調味料なし。どんなに素晴らしい腕を持っていても、低品質な素材では美味しいものが出来ません。
とろ青魚缶は、材料となる青魚の「旬」「サイズ」「脂ののり」「鮮度」に徹底してこだわって生産しています。
また、とろ青魚缶詰は、千葉産直の缶詰の中でも『最上級』ブランドに位置し、左図のピラミッド図を参考にしても分かる通り、一般的な缶詰原料と言われるものではなく、寿司ネタや鮮魚用の原料と同等以上のものを原料として使用しています。
当然ですが化学調味料・保存料・着色料を始めとした添加物は一切使用しません。
魚から調味料に至るまで、産地・作り手を明確にし、正直なものづくりを信念として作り続けています。

先入観3「缶詰って適当な感じがして、食卓に並べるのは家族に悪いです」

生魚を買ってきて調理するのは大正解です。ただ、調理が手間で魚を食べない事が多い、そんな方には、ぜひ召し上がって頂きたい。

とろ青魚缶は素材にこだわり抜いて作っていますので、適当なんてことは決してありません。ご家族にも自信持ってオススメください。
忙しいときは『鮮魚の代替え』としてお皿に盛付けるだけでオシャレで栄養豊富な一品料理に早変わりします。
しかし、どうしても缶詰という事が気になるのでしたら、ぜひともこれを素材缶としてひと手間だけ加えて料理にしてみるのはいかがでしょうか。
グラタンにパスタ、炊込みご飯など、旬の魚の栄養がたっぷりの缶の煮汁ごと、幅広く調理素材として活用できます。
「ひと手間で缶詰ご馳走レシピ」はレシピ紹介ページにも掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。

とろ青魚缶は、そのままでも十分美味しくお召し上がり頂けますが、
忙しい時の魚料理の代替えとしても「最高の旬の青魚を品質落とさずいつでも手元においておける」という風にお考え頂ければと思っています。

レシピの写真

缶詰は、下ごしらえや下調理を担ってくれる料理人

缶詰の製法の特徴に加え、千葉産直の『とろ青魚缶詰シリーズ』は、鮮度の良い魚を缶に手詰めし、厳選された調味料を注ぎ入れています。その後、フタをして密閉してから缶の中で骨まで柔らかく煮込んでいるものですから、素材にこだわればこだわる程、品質は格段に向上し、旬の栄養と旨味が封じ込められ、その煮汁は良質なダシとなり、素材として料理の幅も広げます。
また下調理済みなので手間と時間も省けます。

特徴1:煮魚、焼き魚と比べても栄養が逃げない。効率よく栄養がとれる。特徴2:骨までおいしく食べられるからカルシウム不足なお子様にもオススメ。特徴3:青魚の脂に含まれるEPA・DHA。しかも旬の脂ののった新鮮なものだけを厳選した青魚缶。特徴4:缶の中の空気を抜いて密閉しているから酸化しないため、良質な油がとれる。(もともと新鮮なのもある)特徴5:いつでも使いたい時に使える常備菜。

青魚は、健康維持に必要な栄養がたっぷり詰まった天然のサプリメント

青魚のサラサラ油がいっぱい入った試験管の写真

青魚のサラサラ油がたくさん!

ミニとろイワシ1缶あたり、「DHA2.14g」「EPA2.13g」(食品環境検査協会分析)含んでおります。あくまでも指標ですが、厚生労働省では、DHA・EPAの目標摂取量を1日1g以上を推奨としているようです。

DHA・EPAのチカラ

  • ・血液の流れをスムーズにさせる
  • ・中性脂肪、悪玉コレステロールを減らす
  • ・糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞等の予防
  • ・脳細胞の活性化や認知症の予防・改善

※写真は「ミニとろイワシ」1缶分の汁の量です。上層に分離したのが青魚の天然サラサラ油で、これだけあります。

青魚の脂に多く含まれるDHA・EPA(オメガ3系脂肪酸)は、必須脂肪酸と呼ばれ、固まりにくいサラサラした脂肪酸です。この固まりにくさが、血液をサラサラにする効果があると言われています。
一般的に、DHA・EPAは、α-リノレン酸を体内に取り入れることでもDHA・EPAに変換されるものですが、効率よく摂取するには、やはりDHA・EPAを多く含む青魚は摂り続けたいものです。
ふだんの生活で、なかなか食べれない場合は、素材(缶)として、旬の脂ののった新鮮な青魚だけを原料とした「とろ青魚」缶詰シリーズで補うのも1つの方法です!

こんな方におすすめです。□困ったときの美味しい一品料理がほしい。□子供に魚の骨(カルシウム)を食べさせたい。□手軽に美味しい魚を食べたい。□忙しくて魚を食べていない。□健康のことを考えてEPA・DHAを取りたい。□EPA・DHAはサプリメントではなく食材から取りたい。□突然の来客にも自信もって出せる一品がほしい。□とにかく魚が好き。□非常食にも美味しい食材をそろえておきたい。□味が濃すぎるのは嫌い。素材の味を楽しみたい。

とろ青魚缶ができるまで

大切なのは「旬と鮮度」美味しい時季を見逃しません。水揚げされた旬の青魚から、青魚缶シリーズにふさわしいものだけをプロの目利きが見極めて買い付けを行います。

いわし6月下旬~8月前後に、銚子港に水揚げされるマイワシだけに限定し、
「脂ののり」「サイズ」「鮮度」が、とろイワシ缶として申し分ない、最高のものだけを使用します。
産地:原則として銚子港
さんま9月中旬~10月下旬前後に、北海道から三陸沖(北部)の漁場で水揚げされる、脂がのって美味しい、良質なサイズの秋刀魚を限定して使用します。
産地:[海域]北海道~三陸沖
さば11月~12月中旬前後に、日本太平洋海域で水揚げされる秋サバ(マサバ主体)の中から約400-500g以上のものを厳選。
この時季のさばは、身がしまり脂がのって旨味が増し、最高の品質です。
産地:原則として銚子港

※産地については、原則的に上記産地を限定しています。
しかし極度の水揚げ不振などで、求める品質の魚が上記産地で確保できない年は、臨時的に産地変更を検討する可能性がございます。

以下、「ミニとろイワシ」缶の工程を例にして説明していきます。年間通しても、限られた漁期に合わせ生産(3~8日間程/年間)

とろ青魚缶ができるまでの過程写真

まず、何よりも「魚の見極め」と「鮮度」

美味しさを決める素材選びには、一切妥協しません。
限られた漁期に合わせて、“とろ”シリーズに見合う原料が
手に入る旬の数日間だけで年間分をまとめて製造します。

プロの目利きが見極めた魚は、鮮度が良い状態で缶に詰めれるよう、
徹底した品質管理のもと、工場に運ばれます。
※年によっては、一度原料を凍結後使用することもあります。

丁寧な手作業と素材の品質チェック

身を傷つけないように手作業で丁寧な下処理を行います。
ただし、モタモタしていると鮮度が落ちてしまうので、
とにかく素早さが求められます。

「丁寧かつスピーディな作業」で鮮度を保ってくれる
熟練の職人さんが居てくれるから、青魚缶が美味しく出来上がるんです。

同じ日に買い付けてきても、何千尾もありますから、
当然のごとく、皆同じサイズではありません。
サイズもこんなに違いがあります。
と言っても、左側が小さいのではなく、右側は大きすぎているんです。
この場合、もったいないのですが、缶サイズに収まらないので頭と尾を大幅にカットしています。(ぜひ写真からイメージしてください)

もちろん左側も申し分ない品質ですからミニとろイワシ缶には使用していきます。

缶に手詰め

缶詰から溢れんばかりにギッシリ詰め込んでいきます。

手詰めされた缶

生魚を手詰めしてから約30~40分以内には、缶を密閉

とろ青魚缶ができるまでの過程写真

加熱前の状態

新鮮な状態のまま、溢れんばかりに贅沢に詰めたあと、
計量し、重量をチェックします。

加熱前のとろさば缶

特製のこだわりの調味料充填

喜界島産の粗糖や国産丸大豆醤油など、正直なものづくりをしている生産者の調味料をブレンドした特製調味料を充填します。
その年の脂ののりを見ながら、配合は微調整します。
当然のごとく化学調味料、増粘多糖類などは一切使用しません。

缶を密閉

缶詰にフタを取り付けて真空に近い状態にして密閉します。

この時点では、まだ中身は調理されていません。
せっかくの鮮度の良い原料を活かすためにもここまでの工程を素早くするのも美味しさの秘訣です。

完全に密閉後、110℃以上でじっくりと加熱

密閉された缶詰を大きい圧力釜に入れて加熱します。
この時、缶の中で調理され骨まで柔らかくなると同時に、
加熱殺菌されます。
加熱後、常温に冷ましたら、賞味期限の刻印・検品後、とうとう缶詰の完成です。

検品・箱詰め

ミニとろイワシ缶詰に残った汚れなどを最後は拭きあげながら
箱に詰めていきます。
(※脂ののった鰯を原料とするため弊社の商品はどうしても脂汚れが他製品よりも残りやすく最後は出来る限り人の目で確認しながら箱詰めしています。)
最初から最後まで、人の手間ひまが結構かかります。

その後、順次出荷が行われ皆様の食卓へ送られていきます。

とろ青魚商品ラインナップ

ミニとろイワシ
内容量:
100g(固形量 70g)
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
7-8月前後

千葉県銚子港で水揚げされた、貴重な旬のマイワシの中から、脂ののったものを厳選。
味付けは喜界島の粗糖と、小豆島の醤油蔵ヤマヒサが造る国産丸大豆醤油のみを使用。旬のマイワシとこだわりの無添加調味料で作るイワシの醤油煮は千葉産直のベストセラー商品です。

ブツ切りとろイワシ
内容量:
190g(固形量140g)
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
7-8月前後

「ミニとろイワシ」と同じ味付で、やや大きめのマイワシを使用しています。
食べやすいように、一口サイズにカットしたタイプで約2?3人前で、グラムあたりはこちらがお得です。
ミニとろイワシと違い、カットしている分、味のしみ込みなどが、ミニとろイワシとは異なります。

とろさんま しょうゆ味
内容量:
190g(固形量140g)
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
10月前後

サイズの良い旬のさんまを、1缶あたり約2尾弱も使用!
北海道から三陸沖で獲れた、お刺身で食べても美味しい、旬の脂ののった新鮮なさんまだけを厳選し、シーズンパックしました。
喜界島の粗糖と天然醸造の醤油だけで味付けしています。味付けしています。

とろさんま みそ味
内容量:
190g(固形量140g)
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
10月前後

しょうゆ味同様の魚に、味付けには、国産はだか麦をベースとした独自ブレンド味噌をはじめ、こだわりの和の本格調味料で脂ののった旬・さんまを日本人の好む味に仕上げました。

とろさば水煮
内容量:
180g
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
11月前後

身がしまり、脂がのって旨味が増す秋さばを厳選。
鯖缶は水煮が基本というぐらい、サバ本来の美味しさが分かるもの。味付は純国産平釜塩と、古式静置発酵「純米富士酢」を使用しています。

とろさば みそ煮
内容量:
180g(固形量135g)
賞味期限:
製造より3年
生産シーズン(目安):
11月前後

身がしまり、脂がのって旨味が増す秋さばを厳選。さばみそ煮の極み。
しっとりとした甘さとコクのある味噌ダレは、脂ののったさばとの相性が抜群によく、どこまでも旨さが楽しめるさばみそ煮です。